TReK GT40Plus PARALLAX 追加ビルドガイド
このドキュメントは、このキーボードにおける GL516互換PCB共通ビルドガイド や、一般的なキーボード基板との相違点を中心に、キーボード作製時における注意点等をまとめた、補足的なビルドガイドになります。
ProMicro
ProMicroというより、ProMicroの下になるダイオードふたつとLEDは、ProMicro用のピンソケットよりも先にハンダ付けしておいてください。
頑張ればなんとかなるとは思いますが、ピンソケットをハンダゴテで溶かしてしまったりする失敗を防ぐために、先にハンダ付けしておくことをオススメします。
ピンソケットのハンダ付けについては、GL516互換PCB共通ビルドガイド を参照してください。
ダイオード
一般的な自作キーボードキットの基板では、ゴーストを防ぐためのダイオードは、全ての向きが同じ方向になっている場合が多いのですが、本キーボードでは配線の簡略化を行うために、左手側と右手側でダイオードの向きを上下逆にしています。
左手側
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左手側 |
裏から見ると右が左手側になります。左手側のダイオードは、ダイオードの白い線が下になるようにハンダ付けしてください。
右手側
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右手側 |
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右手側ダイオードの例(スイッチ43) |
裏から見ると左が右手側になります。右手側のダイオードは、ダイオードの白い線が上になるようにハンダ付けしてください。
LED
LEDもダイオードと同様に、配線を簡略化するために行ごとに上下逆に配置してあります。
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LEDハンダ付け方向 |
左手側、右手側共に、奇数行ではLEDのGNDを右上に、偶数行では左下にしてハンダ付けしてください。
ダイオードは間違えると正しいキー入力が出来なくなります。
LEDはキーボードの動作に支障はありませんが、心が凹みます…。
中央のロータリーエンコーダー
キーボード中央のSW26は、EC11/12互換のロータリーエンコーダーを装着する代わりに、MXスイッチソケットを装着してキーとすることも可能になっています。
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ロータリーエンコーダー/MXソケット |
ハンダ付け完成例
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ハンダ付け完成例 (ProMicro装着時) |
参考資料
USBコネクタ
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L字アダプタ装着時 |
当キーボードはGL516 Standardになっているため、本来であればGL516ケースに入れて使う前提になっているのですが、私が製造しているフラットボトムプレートを使用すると、とりあえずGL516ケースがなくともキーボードとして使う事が出来るようにはなるのですが、GL516ケースで行っているようなUSBコネクタの延長が行えないために、ProMicroのUSBコネクタが外側を向かず、USBケーブルを抜き挿しする事がかなり困難になっています。
なので、使用する時はAmazonで売っている、このようなL字コネクタを装着し、可能であればマグネット式の着脱アダプタを使用すると、ProMicroのモゲを極力減らす事が出来ます。
※「モゲ」とは、ProMicroからUSBコネクタ部が物理的に壊れて取れてしまうことを言います。
※ここに貼ったAmazonのリンクはUSB-Cの場合の参考で貼っています。
※この製品を私は購入したことはなく、使えるかどうかの検証は行っておりません。
※MicroUSBの場合はMicroUSBに適合するアダプタを使用してください。
ゴム足/チルトスタンド
キーボードを組んだそのままの状態では、PCBがそのまま机に接するためかなり滑ります。なので一般的にはゴム足などを貼ります。私はAmazonのこれを使っています。
また、チルトさせるために、このチルトスタンドを奥側に貼っています。
(かなり大きいので好き嫌いは分かれると思います)
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チルトスタンドを装着 |
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