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プロバイダーを変えた。

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スピードテスト 20世紀の終わりくらい、初めて一人暮らしをする時に、家に「フレッツISDN」を引いた。 当時はまだ定額インターネット回線などはなく、NTTのテレホーダイを使い、23時から翌8時までの固定料金制度でネット接続をしていた時代で、ちょっと高いがISDN機器を使ってフレッツISDNにすると24時間テレホーダイになり、専用線みたいな使い方をする事が出来た。 なぜ24時間接続が必要かというと、自宅サーバーを運用するためだった。 自宅サーバーにするためには固定IPアドレスが必要だが、DDNSとかは使いたくなかったので、当時では珍しく固定IPアドレスを付与してくれる「インターリンク」というプロバイダと契約した。 それから25年ほど、何回か引っ越しなどもしたがインターリンクを使い続けてきたが、いろんな動画配信サービスを見るようになり、一ヶ月のデータ転送量で警告が来るようになった。 これはインターリンクの上流が行っているらしく、インターリンクではどうしようもないということだった (インターリンクは安さがウリなので、そういう縛りがあるんだと理解することにした)。 ある程度の転送量を越えると、次月は速度制限がかかるということなので、そうなると仕事も出来なくなるのでプロバイダを変えることにした。 あちこちで話を聞いてみると、ベストエフォートで1Gbpsのサービスと、10Gbpsのサービスをしている「enひかり」というのが良いらしいという噂を聞いた。 いろいろ調べてみたところ、よさそうなので1Gbpsのほうで契約してみた。 IPv4と、IPv6が選べるが、自前で用意しているDNSがIPv6にまだ移行出来ていないため、IPv4の契約にした。 うちのマンションは、ラストワンマイルがVDSLなので、そのままだとベストエフォートで100Mbpsまでしか出ないので、1Gbpsの契約をしても宝の持ち腐れになってしまうということで、FTTHに交換して貰うことにした(工事費用21,000円くらい)。 今日、工事が終わり新しいプロバイダで接続し、速度計測をした結果がこれ。 これで、ちょっとは快適なインターネット生活が出来るかな?

Mac+コンテナ+GitHubクローン’

 タイトルだけだとなんのこっちゃ分からないが、私の家のネットワーク環境で起きていた現象について、事の顛末をblogにして残しておこうと思います。 事の発端は、家で使っていたWi-Fiルーターを買い替えた事でした。 それまでも、ちょくちょくネットワークの調子が悪い時があり、ネットワークが切れる事が頻発していました。ちょうどその頃、Amazonがブラックフライデーセールを行っていたので、これはいい機会ということで、新しいWi-Fiルーターに買い替えました。 そして年が明け…。 Wi-Fiルーターを交換した当初は、仕事ではMacのコンテナ環境は使っておらず、SSHでサーバーに繋ぎ、その上で作業をしていたので、Macで建てたコンテナ内から、GitHubのリポジトリをSSHクローンしようとしても出来ないことに気付きませんでした。 ある時、Dockerコンテナのメンテナンスをしようと思い、久しぶりに仕事用Macの電源を入れ、新たにコンテナを作成しようとした時に異変に気づきました。 MacでDockerコンテナを起動する時は、macOSのコンソールから直接起動することはせず、一旦MultipassでUbuntuコンテナを起動し、その中から開発環境用コンテナを起動していたのですが、その時もMultipassでUbuntuを起動し、久しぶりに開発環境コンテナを起動するためにGitHubからリポジトリをクローンしようとしたところ…出来ない。権限などのエラーを吐くのではなくて、反応がない。エラーを吐かないので、tcpdumpをしたり、GitHubの設定を見直したり、Macの設定や、Multipassの設定を見直したり、ネットワークの設定などをいろいろ確認したが、結局原因は分からず。 その時は時間がなかったので、コンテナのメンテナンスはWindowsのWSL2で行い、それ以降はWSL2上で仕事をしていました。 しかし、ここで私が5年ぶりにプライベートでMacを買うことになり、Macのコンテナ上で最近ハマっている自作キーボードのファームウェア設計をしたいので、なんとかこのクローン出来ない現象を解決しないといけない事態が訪れました。とりあえず、Macが自宅に到着してからダメ元でMultipassでコンテナを起動し、GitHubからリポジトリをSSHクローンしてみようとするのですが、当然ダメ。

Pixel7の購入を予約

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 先日、Google恒例の新デバイス発表会があり、Pixel7/7 Proの発表があったので購入ページを見ると、過去のPixelを下取りしてくれるという記述があったので、手元にあるPixel5を下取ってもらうといくらになるのか見積もってみた。 Pixel5 21,000円…。 え?60,000円以上で下取って貰える?と半信半疑で予約販売を申し込んでみたところ、(下取り価格はまだ確定していないが)下取り価格の最大額が適用されると、21,000円になるという通知が来た。 この後は、下取り回収用の箱が届いたら、それにPixel5を入れて送り返すだけなんだが、ネットの情報を見てみると、 AndroidのおサイフケータイはiPhoneとは違い、情報の保存領域を専用アプリからしか操作出来ないので、端末のリセットを行っただけではFeliCa情報をクリア出来ない。 という事が判明する。 これは、中古屋とかに売るときに、これが消去されていないと買い取ってくれないらしいのだが、今回はGoogleと直で契約しているらしい業者なので、下取りする端末のその手のFeliCa情報についての事には一切触れておらず、ただただ 工場出荷状態に初期化しておいてください と書いてあるのみ。なので最初は工場出荷時の状態にして箱を待っていたのだけれども、なんか気持ち悪いので、ネットでFeliCa情報の消し方を探し消去してみた。 作業的には、最後に貼ってある参考サイトの通りに行っただけ。 基本的には、まず「おサイフケータイ」アプリを起動し、マイサービスを確認する。ここになにかしらの登録があったら、それが削除対象。 しかし、これらの情報は「おサイフケータイアプリ」からは削除出来ないので、それぞれの専用アプリを起動して作業を行うことになるらしい。 私の場合は、iDと、QUICPayと、ヨドバシゴールドポイントカードがあったので、それぞれの専用アプリを起動し、削除や「無効にする」を選択した。 QUICPayは専用アプリに登録がない場合は「Google Pay」アプリからなんでもいいのでQUICPay対応のクレジットカードをひとつ登録し、改めてそのカードを開き「無効にする」を選択する。 iDでは、専用アプリで操作するカードは、おサイフケータイアプリでメインカードを設定してあるものになるので、専用アプリで削除する前に、お

キーボード近況

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最近使っているキーボードの紹介 。 GPK60-46SGR まず最初が、配列が逆ハの字になっている、いわゆる「Alice配列」のキーボード「GPK60-46SGR」。 キーピッチは19.05mmで、標準ピッチ。 特徴としては、ProMicroに直接USBケーブルを挿すのではなく、USB-Cドーターカードを接続する。 本来はProMicroをPCBに直付するということになっているが、前回それでProMicroが逝って、取り外せなくなってPCBを一枚無駄にしているので、この写真の状態では抜き差し出来るコンスルーを使用。 使用しているキースイッチは、Gateron Silent Clear。 本当は、Kailh BOX Silent Pinkが欲しかったが、ディスコンになり市場がら消えているので、同じ特性のスイッチを探してこれに辿り着いた。 キーの重さは同じ35gfで、キー特性はリニア。 キーキャップはNPプロファイルの無刻印。 Nora FW 次が見るからに薄そうな「Nora FW」。 もともと同じ作者が「Johns」というキーボードを出していて、それの狭ピッチバージョンで、「Narrow Johns」→「Nora Johns」→「Nora」というダジャレとのこと。 これはウリが「狭ピッチにして60%ケースに可能な限りキーを詰め込んだ」というもの。 私は中央にスペースを設けて左右分離にする「FW」レイアウトにしている。 本来のFWレイアウトよりもキーを少なくして、ポリプロピレン板にカーボン柄ラッピングシートを貼って使っていないキースイッチ穴を塞いでいる。 使っているスイッチは、Kailh Choc v1 RedPro。 キーキャップは、人気の高いMBK Legend glow。 BROOKTEN 最後は、テンキーと磁石でドッキングする「BROOKTEN」。 テンキー部分は置き場所がないので使っていないが、4極の端子を持っていてI2Cで通信出来る磁気ポゴピンで合体することの出来るテンキーが付いてくる。 このテンキーのProMicro部分がかなりトリッキーなので、電子工作初心者にはちょっとオススメ出来ない。 このBROOKTENは、私の理想にかなり近く、右手側の上から二段目のキーが6個だったらエンドゲームしていたかもしれないキーボード。 なにがいいって、60%よりも若干小さ

キーボード作りデビュー

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  この記事は  キーボード #3 Advent Calendar 2021  の16日目の記事です。 2021年の私の最大のトピックは、キーボード作りデビューをしたことです。なのでこのアドベントカレンダーでは、私が最初のキーボードを組んだ経緯・感想を書きたいと思います。 以前から趣味と仕事両方に使うキーボードにはかなりこだわっていて、2000年代始め頃から良さそうなキーボードを探しては購入し、気に入らなければまた探して…を繰り返してきま した。 Cherry社のいろんな軸や、静電容量無接点方式のキーボードの存在は小耳に挟んではいましたが、静電容量無接点は高価で、Cherryには納得の行く軸がありませんでした。 しかし、そこにCherryが静電容量無接点に近い感触の「赤軸」を出します。 店舗で試し打ちしてみたところ、なかなかいい感じです。 しかし、購入には至りませんでした。 そして、2021年の春頃にAmazonで赤軸のメカニカルキーボードが安く売っているのを見つけました。 とりあえずそれを購入してみることにしました。 Havit 20年ぶりくらいのメカニカルキーボードです。キーキャップにOリングも付けてちょっとだけ静音にこだわってみたりもしました。 Oリングを装着 音もいかにもメカニカルキーボードっぽく、オンライン会議などをしていると「メカニカルキーボード使ってます?」などと訊かれることもあり、ドヤっていました。 しばらくはこれを使っていたのですが、どうもキーボードのサイズがちょっと大きいな…と感じてきます。そもそもテンキーはほとんど使わないのと、カーソルキーはホームポジションから手が離れるので、AutoHotKeyで設定している「Alt+Ctrl+h、j、k、l」を使っていました。 そこで、調べてみるとファンクションキーとテンキー部分のない「60%キーボード」というものがあると知りました。Amazonで検索してみると、「RK61」というのがクチコミがいいので、これの赤軸を購入しました。 Royal Kludge 61 一緒にグレーのキーキャップを買いました。 グレーのキーキャップに交換 軸自体はHavitと同じなので打鍵感はほとんど変わらないのですが、キーボード自体のサイズと、打鍵音が違います。Havitもキー入力が楽しかったのですが、より楽しくなりました。 し

Outemuロープロファイルキーボード

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前回 からの続き。 CherryMX互換のキースイッチである「 Outemuロープロファイルキースイッチ 」を使って、薄型のメカニカルキーボードが作りたい!となって試行錯誤してきましたが、なんとか形になりました。 ちょっと前に、薄いキーキャップを教えてもらい、見た目もロープロファイルキーボードっぽくなり、あとは音だけとなっていましたが、 Amazonでチューブタイプのルブ205 を買い、全てのキースイッチとスタビライザーをルブりました。 205は粘度が高いので、スタビライザー以外に使う時は出来るだけ薄く塗るようにとアドバイスを貰っていたので、慎重に、慎重に、付け過ぎないようにルブりました。 そして、もうここまで来たら、思いつく限りの静音手段を全てやってしまおうと思い、TALPでキースイッチフォームを2種類買いました。 ひとつは PCBに貼るタイプのクッションフォーム と、もうひとつは PCBとプレートの間に挟み込むように貼るタイプのウレタンフォーム です。 ここまでやって、静音にならなかったら、またバラして他の静音施策を試そうと思い組み上げたところ…ほぼ無音になりました(笑) 音的には、ほぼほぼ理想的な音になりました。 メカニカルな音がしないので、若干寂しい気はしますが、静音を求めていたので満足です。 次は薄さを追求しようと思います。 キースイッチとしては、KailhのChoc V1か、Gateronのロープロファイルを使おうかな、と思っています。 最後に、Kailh BOX Silent Pinkとの比較動画を載せておきます。

XiaomiのスマホでMVNOを使う

 最近流行りの中華スマホ。ちょっと前だとHUAWEI、最近の流行りはXiaomi、OPPO、OnePlus、などなど。日本国内でキャリアが販売していたり、日本法人があるメーカーとかであれば直販などで購入することが出来ます。この、日本国内で取り扱いのある機種であれば、端末の設定にはあらかじめ日本国内の主要通信会社のAPNが登録されているのですが、日本国内で売っていない、海外から通販などで個人輸入した端末では、このあたりの通信するための設定が入っていません。 そこで、いろいろ検索するのですが、中華スマホを使うための手順として、電話アプリでオマジナイをダイヤルするというのはちょくちょく出てくるのですが、私が使っているXiaomiのスマホではそれだけでは通信/通話が出来ませんでした。 なので備忘録がてら、日本国内で販売されていないXiaomiのスマホを使うための方法を書いておきます。 APN設定 DSDS/DSDV端末の場合は、とりあえず必要なSIMのAPN設定をデバイスに登録しておいてください。 理由は後で楽なので。 項目 値 APN名、アクセスポイント名 uqmobile.jp APN、APN設定 uqmobile.jp ID、ユーザーID、ユーザー名 uq@uqmobile.jp Password、パスワード uq 認証タイプ、PPP認証タイプ、暗号タイプ CHAP APNプロトコル IPv4v6、IPv4/IPv6 APNタイプ default,mms,supl,hipri VoLTE通話用のAPN(IMS)の追加 APNの追加設定で、 項目 値 NAME ims APN ims MCC 440 MNC 51 TYPE ims APNプロトコル IPv4v6 を追加。 追加してもAPN一覧には出てきません。 ここで、一旦端末を再起動します。 VoLTE Carrier Checkの停止 通話アプリを起動し、ダイヤルパッドから、 *#*#86583#*# * とタップします。 最後に通話を押す必要はありません。 最後のアスタリスクを押した途端に「 VoLTE carrier check was disabled 」と出ます。 これで、最初に登録しておいたAPNを選択することで、通信と通話が出来るようになります。私の環境ではUQmobileと、楽天UN-LIMIT VI